
みなさんこんにちは、MFC運営事務局です。今回から大学生のビジネスコンテスト対策講座を書かせていただきます。
私たちが主催しているキャリアインカレ向けではありますが、そのほかの大学生ビジコンでも活用できるはず。是非ご覧ください。
今回はチームをどう組むか、そしてどうマネジメントするか、について語って行きたいと思います。
もしもあなたが会社の代表になったり起業する、みたいな場合は、仲間探しはとても重要。ビジコンというステージでその機会を先行体験してみてください。
友達をビジコンに誘う方法
人によってはビジコンに出る際に実は一番のハードルになるのがこれじゃないでしょうか。「チームを組む相手がいない…」というもの。普段仲の良い友達がビジコンに出たいというかというとそうでもなかったりします。
申し訳ないのですがキャリアインカレは一人では出れません。2人以上4人以下でチームを組む必要があります。なぜかというと仕事は一人ではできないからです。「周囲をいかに巻き込むか」。これは社会において必須スキルだったりします。
さて、乗り気じゃない友達をどう誘うか。オススメは、友達を一応誘ってチームを組んでおいて、書類審査まではほぼあなたが一人でやることです。あなたはやる気があるかもしれませんが、誘われた側が最初からやる気があるかというとそんなことありません。ただ、書類審査を通過すると「マジで?」となり、メンバーも少しずつ協力的になってきます。実際、これまでもそういうチームをたくさん見てきました。
こればかりは言い出しっぺの責任です。あなたが主導して書類を書くのです。一応メンバーに見てもらって合意くらいはもらっておいた方があとあと良いかとは思いますが、ちょっと踏ん張って書いてみてください。通過すれば必ずみんな協力的になります。だって、ひょっとしたらひょっとするかもしれませんからね。
こんなこと主催者が言うのもあれですが、最初のきっかけなんてなんでもいいのです。キャリアインカレに参画している人気企業の名前を出して「この会社、志望だったよね?出てみない?」でもいいし、「賞金100万円ってでかくね?」でもいい。どストレートに「ビジコンでない?」と誘うのは無策。相手が響きそうなポイントを伝えることで相手を説得する。これってマーケティングや営業活動の基本です。
ただ、チームが組めれば誰でもいいというものでもありません。
チームとグループは違う!?
昔、ビジコンに優勝したことのある学生がこんなことを言っていました。
「普段仲の良い友達は”グループ”。”チーム”は普段仲は良くなくても、同じ方向を向いていてそれぞれに強みがあればいい」
なるほどなあ、と思いました。その通りですね。みんなで楽しむだけなら友達同士でいいかもしれませんが、それでは普段の仲良しグループですよ、ということですね。ということで、普段はそんなに話さないけど「優秀そうなやつ」を誘ってみるというのは超ありです。「お前、すごいから一緒にやってみたいと思って」とか「プレゼン、上手だよね?一緒にやってほしい!」とか誘ってみてください。誘われた側もそんなに悪い気はしないはずです。
「全員断られた…」という方は…普段の友達と異なるコミュニティに顔を出してみることです。バイトの友達でもいいし、何かのイベントで出会った人でも構いません。SNSで呼びかけて知り合った人とチームを組んだ、みたいな話も以前にありました。
チームメンバー探しは苦労するとは思いますがとても重要です。ちょっと頑張ってみてください。
書類審査通れば日経新聞にチーム名が載るぞ!!
キャリアインカレは異なる大学同士のチーム編成も認められています。過去のファイナリストの中には慶應&東大&オックスフォードっていうチームがありましたからね。異次元すぎるだろなんだそれ、と思いましたが、彼らはなんとプレゼン練習は本番当日まで一回もしてなかったそうな。まあそりゃそうですよね、会えないもんね。それぞれが自分のパートを完全に練習しておいて、当日はそれを合わせるのみ、と。スライドデータはクラウドのファイルサービスを活用して仕上げていったそうです。
まあそれは極端な例として、同じエリア内で異なる大学、というケースはたくさんあります。同じ大学内だったらキャンパス内でミーティングすればいいんですがそうもいかない。そうなるとよく使われるのがファミレスですね。ドリンクバーで夜通し会議していた学生チームも昨年多かったです。チーム内に下宿生がいる場合はその人の家に篭る、というのもありですね。
なにはともあれ書類審査締め切りの11月12日までは長いようで短いです。ガッと集中して、一気にチームビルディングしちゃってください。もしも書類審査が通れば、あなたのチーム名が日経新聞全国版に掲載されます。結構嬉しいみたいですよ。ぜひ頑張ってください。
というわけで次回は「テーマ選びの方法」について。お楽しみに。