Vol.2|チームリーダー(後半)

インカレに参加しているだけでは知ることのできない、インカレ「もうひとつ」のストーリーをお届けする本シリーズ。昨年度の決勝進出チームリーダー編の後編です。取り組む中での苦労やその乗り越え方、最終的に感じた自分の変化についてお聞きしました。

【チームリーダーの紹介】※学年は、現在の学年です。

白倉さん(一橋大学 2年生)
昨年度の総合優勝チーム。ZOZOテクノロジーズのテーマに取り組んだ「Odd-e-Say」リーダー。広告系のサークルに所属し、コンテストに挑戦する先輩の影響を受け、インカレに参加。
白倉さんの「インカレモチベーショングラフ」


蚊谷さん(京都大学 2年生)
ワコールのテーマに取り組んだ「チームC」リーダー。ビジネスサークルに所属し、先輩がキャリアインカレへの出場歴があったことで興味を持ち、自身も参加を決意。
蚊谷さんの「インカレモチベーショングラフ」


中野さん(明治大学 4年生)
JALのテーマに取り組んだ「UYU」リーダー。海外ボランティアの団体に所属しつつもビジネス領域の課題にも取り組んでみたいと思い、学内イベントに参加したことがきっかけ。
中野さんの「インカレモチベーショングラフ」


板倉さん(東京都市大学 2年生)
セコムのテーマに取り組んだ「ぴよぴよぴえん」リーダー。大学の授業で先生から紹介されたことで参加を決意。就活のことも視野に入れて、チャレンジすることに。
板倉さんの「インカレモチベーショングラフ」


大石さん(東京大学 院1年生)
生命保険協会のテーマに取り組んだ「キトキン協会」リーダー。過去に参加したインターンシップ先で企業の方に勧めてもらったことが参加のきっかけ。2018年度大会でのリベンジも兼ねて2年連続参加。
大石さんの「インカレモチベーショングラフ」

煮詰まる企画。たくさんの支えがあったから乗り越えられた。

――それでは、大会の後半部分を中心にお話を聞いていきたいと思います。準決勝のあたりで女性リーダーお2人のインカレ曲線。は下がっていますね。

大石:そうなんです。このころは企業の方からアドバイスをたくさんもらった時期で。たくさんの意見をどう反映すればいいのか、考えれば考えるほどアイデアは複雑になっていきました。でもプレゼンの時間は限られているし…。情報の取捨選択には苦労しました。

板倉:私は、準決勝の2日前に身内の不幸が重なり、正直キャリアインカレどころではなかったんです。それに、発表の準備も全然間に合ってなかった。でも、チームリーダーだから行かなきゃいけない。ほんとにあの時は頭が真っ白になってしまっていて、踏ん張りどころでした。

――どのように乗り越えていきましたか?

大石:迷った時は、メンバーの景山くんと歩きながら気長に考えました。頭に浮かんだことはなんでも言い合って、その言葉の本質にたどり着くまで掘り下げていきました。それに、ぶつかりながらも協会の方と意見交換を続けることで、ある意味いい関係性を築くきっかけにもなったんです。話し合いを重ねて、アイデアを精査できたのはよかったな。

板倉ここまできたら決勝に進みたいという気持ちがとても大きくなっていたから、頑張ることができました。チームメンバーもしっかり支えてくれて。だから準決勝を通過した時は本当にうれしくて、みんなで抱き合って喜びました。

――他のチームは準決勝や決勝の前、企画のクオリティをあげるために取り組んだことはありますか?

蚊谷:ワコールの方と連絡をとりあい、企画そのもののリアリティを意識しながらプレゼンの精度を高めていきました。準決勝の後には産婦人科で医療関係者に直接インタビューしたり、企画の裏付けとなる情報集めに力を入れました。前日にはワコールの方が応援メッセージをくれて、めちゃくちゃうれしかったし、励みになりました。

中野:僕たちも同じように企業の方とたくさん連絡をとっていましたね。プレゼンでは伝えたいことは全部伝える、最大限のものを発表しようと準備をしていました。だから、準決勝のプレゼンでは時間をオーバーしてしまったんです。でも用意していたものすべてを出し切ることができ、そういった点には悔いはなかったです。

白倉:僕たちは、とにかく先輩から最後まで意見をもらって企画を練り続けました。ちなみに、準決勝では同じようなアイデアを発表したチームが他にもいたんですよ。内心焦ったんですが、逆に好機ととらえて差別化を図ることにして、アドリブを織り交ぜながらプレゼンを進めました。

――どのチームもとても綿密に準備をして臨まれたのですね。準決勝・決勝とハプニングなどはありませんでしたか?

大石:私たちは、足りないものが当日に分かって、朝に慌てて準備するなんてこともありました。企画づくりに一生懸命になって見落としてしまうこともあるかもしれないので、そこは学生のみなさん、要注意です!

中野:ハプニングというか、焦ったことはありました。僕たちはプレゼンでセリフを暗記しないと審査に影響すると思っていたんです。だから、余計に緊張してセリフが飛んだり、噛んでしまったりして…。後になって、暗記しなくてもよかったんだとわかり、そこは正直心のこりです。審査項目をきちんと確認して、対策をとることはやっぱり大切です。

白倉:これは決勝大会の時のことですが、僕たちは伝えたいことがありすぎたので、その全てを盛り込もうとはしませんでした。代わりに、予想される質問を考えてそのためのスライドを用意し、その中で伝えていこうと考えてたんですね。でも予想が外れて、伝える機会を逃してしまいました。悩むところですが、ある程度審査員がどう見ているのかを予測して戦略を練ってみるのもありかなと思います。

――今年参加する学生さんたちにも、教えてあげたい点ですね。

自分自身についても知るきっかけとなった。

――改めて全体をふりかえって、いかがですか?参加前と比べて成長した点や、学んだ点があれば教えてください。

板倉:成長したと感じた部分は、社会人とのやりとりに抵抗がなくなったこと。大会の期間は企業の方と連絡を取り合うことが多かったので、大学1年生にしてそれに慣れたのは良かったかもしれません。振り返ると、正直、大学の課題との両立は大変だし、身内に不幸もあるし、辛い時期もたくさんありました。そんなとき、チームメンバーの存在はとてもありがたかったです。ぶつかり合うことなく、自分の得意と相手の得意を活かしながら、チームみんなで強くなることができました。また、自分の得意も分かったことで、大学のゼミも決まりそうです。

大石:私は、よく知った仲の恋人との参加。「彼に成長してほしい」という思いもありましたが、最終的にはお互いを高め会えるような関係になれて良かったです。それから、板倉さんと同じように、自分自身についても知るきっかけになりました。お金儲けより、本質的なことを考えて形作るのが好きだ、とか。だから、楽しいとか好きだと感じた時にはすぐに行動を起こし「自分は何に心が動いているんだろう?」ってその本質を見極めるようにしたなって。
ちなみに、「やりたいと思ったらすぐ行動しよう!」ということで、NPO法人の立ち上げにも挑戦中です!

中野:初対面の人と一緒にやっていくのは、最初は心配でした。でも、自分から心を開くこと、相手のことを知ろうとすることはとても大切だとわかりました。初対面でも、相手のいろんな部分を見て、魅力やチームに必要な部分を見出すことができるようになったと思います。ここでの経験があるから、社会に出たとき、どんな人とチームを組んでもうまくやっていけそうです。

蚊谷:この経験を通して、自分の意見を形づくることの大切さと、まわりの意見を自分が納得できるまで考えて受け入れることの大切さを学びました。疑問に感じたり迷ったりした時には、自分が納得するまでしっかり議論をすることが大切。メンバーと議論を重ねるうちに、まさに「腑に落ちる」ということを体感できたんです。これが大事なんだ、と。おかげでメンバーとは、ただの友達とでは得られない信頼関係を築くことができたんじゃないかって思っています。

白倉:キャリアインカレに参加する前までは、日々をなんとなく過ごしていました。自分が好きなことや、やりたいこともちゃんと考えてなくて。でも、今回の大会を通して、自分の中に判断軸のようなものができたような気がします。物事を考える上で、自分はどう思うか、どう感じるか、それはなぜか。そんな、自分の考え方の指針を手に入れることができました。この軸は、就活のときにも社会に出るときもきっと役立つと思います。参加してよかったです。

抜かりないコミュニケーションと、強い意志を持て!

――最後に、今年参加する学生たちに向けてメッセージをお願いします!

中野:もし、僕と同じように初対面でチームを作るときには、自分の姿勢や考えていることを周りに伝えるようにしてください。気になるニュースはシェアしたり、ちょっとした事にもコメントを残したり。些細なところから「自分」を伝えるのは大事です。厳しい言い方ですが、大会は勝負。負けたら何も残りません。決勝に行くんだと意志を強く持って、最後までベストを尽くせるように頑張ってください!

板倉自分たちの曲げたくない部分は、貫き通してほしいです。批判も含めていろんな意見をもらうと自信をなくすこともあるかもしれませんが、自分たちが何を大切にしたいのかは常に頭の中に置きながら課題に取り組んでほしい。軸はぶらさずに、でも人の意見もうまく取り入れながら、より良い物を作ってみてください。

大石相手が誰であっても妥協しないといいと思います。正直私は、2018年も2019年大会も、妥協してしまった部分があったと振り返ってみて感じていて、悔しいなって。「しかたない」と進めていくと、きっと後悔します。相手が彼氏であろうと社会人であろうと、違和感があれば、とことん話し合ってほしいと思います。

白倉:今年って、オンラインでの話し合いが多いのかなと思います。直接会えないことで、なかなか雰囲気を作れないこともあるかもしれないですよね。納得しきっていないのに先に進んでしまったり、ダメ出しをしにくかったり。そういう時って、大切なことを見落としてしまいがちなので、妥協しないほうがいい。だから、早めに自分たちに合ったコミュニケーションの方法を見つけてじっくり取り組むといいと思います。

蚊谷:とはいえ、やっぱり楽しんでほしい。僕たちも、自分たちが楽しいと感じるかどうかを大切にしてきました。機会を作って一緒にご飯を食べにいったり、たまにはふざけたり。いろんな意見をたくさんもらいますが、結局舵を取るのは自分たちだから。それを忘れないでほしいです。

――みなさんの熱い想い、今年の参加者にもきっと伝わると思います。
リーダーとして悩んだり、困ったりしたこともあったようですが、メンバーと一致団結して壁を乗り越えてきたみなさん。決勝進出の鍵は、自分自身と仲間を信頼するという部分にあるのかもしれませんね。今年のキャリアインカレも、どんな学生たちが挑戦してくれるのがとても楽しみです!今回は貴重なお話、ありがとうございました!

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